タブレットコーティングに用いられるノズルの種類と特徴

タブレットのコーティングは、液体スプレーで薄く均一に被覆する必要があります。ここでは、主に使用される3種類の噴霧ノズルとそれぞれの特徴、注意点を紹介します。

ツインフルイド噴霧ノズル

ツインフルイド噴霧ノズルは、空気と液体を同時に噴射し、細かく霧化したスプレーを作ります。この細かい霧化により、タブレット全体に均一なコートが可能です。ただし、ノズル開口部に付着物がたまりやすく、ビアリング(毛羽化)と呼ばれる現象が起こります。ビアリングが発生すると液滴の形成が乱れ、コーティングがムラになるため、定期的な清掃が必要です。

ハイドロリック噴霧ノズル

ハイドロリック噴霧ノズルは、液体の圧力エネルギーを利用して噴射します。ツインフルイドと異なり、空気を使用せずに液体自体で霧化するため、比較的高速のスプレーが得られます。スプレーパターンは「フラットファン」「ホロウコーン」「フルコーン」の3種類があり、目的に応じて選択できます。

超音波噴霧ノズル

超音波噴霧ノズルは、特定の振動周波数で液体を微細に分散させます。低速で液体を噴射するため、極めて薄いコートが得られ、オーバースプレーが最小限に抑えられます。ノズルの先端形状は平面型と円錐型があり、円錐型は広い範囲に液体を拡散させるためタブレット全体のコーティングに適し、平面型は狭いエリアのスプレーに使用されます。

まとめ

各ノズルはコーティングの速度、均一性、メンテナンス性に違いがあります。製造条件や製品仕様に合わせて最適なノズルを選択することが、品質の高いタブレットコーティングを実現する鍵です。

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