毒オーク(ポイズンオーク)の概要と対策
毒オークは、太平洋岸に分布する「太平洋毒オーク」と大西洋岸に分布する「大西洋毒オーク」の2種があります。どちらもツタウルシ科の低木型で、接触を避けることが最も確実な予防策です。
太平洋毒オーク(Toxicodendron diversilobum)
太平洋毒オークは米国西海岸とカナダ西部にのみ自生し、カリフォルニア州で最も一般的な木本植物のひとつです。カナダ南部からバハ・カリフォルニア半島まで広がります。葉はオークの葉に似ており、3枚の小葉が束になり、鋸歯状または切れ込みのある形状です。日当たりの良い場所では密集した低木として、日陰ではつる状に伸びます。
大西洋毒オーク(Toxicodendron pubescens)
大西洋毒オークは太平洋毒オークに似ていますが、3枚の小葉は光沢があり非常に毛が多いのが特徴です。また、白く毛むくろのベリー状の果実をつけます。主に米国南部および一部の北東部(メリーランド州、デラウェア州、ニュージャージー州、ワシントンD.C.など)に分布します。
発疹の原因
毒オークに触れると、葉・茎・果実・根に含まれるウルシオールという油が皮膚に付着し、接触性皮膚炎を引き起こします。皮膚に付着したウルシオールは揮発性が失われ、皮膚に吸収されると症状が現れます。
ウルシオール油
ウルシオールは接触した人の約85%にアレルギー反応を起こし、そのうち約25%は重度の症状を示します。わずか2マイクログラムでもアレルギー反応が出ることがあります(参考文献2)。この油は衣類、玩具、動物、道具、さらには燃焼した際の煙にまで付着し、他の物に移ることがあります。逆に約15%の人はウルシオールに対して発疹を起こさないこともあります。
治療と発疹の経過
発疹は通常2週間以内に自然に治ります。最初の対処として、皮膚に触れた直後に石鹸と水でしっかり洗い流すことが重要です。これにより油の拡散を防げます。症状が顔や性器に出た場合、または広範囲に広がった場合は医師の診察を受けてください。処方薬としてはステロイドクリーム、経口ステロイド、ステロイド注射などが用いられます。
