大人の水痘(水ぼうそう)の治療法は?
水痘はかつて子どもに多く見られた感染症ですが、ワクチン普及により発症は減少しています。しかし、大人が罹患すると症状が重くなることがあります。本記事では、成人の水痘に対する対処法と注意点を解説します。
熱(発熱)
水痘は水痘ウイルスによる感染症です。ウイルス性疾患の多くと同様、根本的な治療はなく、自然に回復させることが基本です。体内で抗体が形成されれば、基本的に一度だけの感染で済みます。
成人は子どもより高熱になることが多く、熱は不快感だけでなく合併症のリスクも高めます。十分な水分補給が重要です。
市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン、イブプロフェン、ナプロキセンなど)が有効です。20歳以上の成人はアスピリンも使用できますが、胃腸への負担を考慮してください。熱が3日以上続く、または摂氏39.5℃(華氏103°F)を超える場合は医師に相談しましょう。
かゆみ
水痘の発疹は赤い水疱ができ、破裂してかさぶたになります。かゆみが激しく、掻くと瘢痕や二次感染の原因になるため、清潔を保ちつつかゆみを抑えることが大切です。
抗ヒスタミン剤入りの外用薬(カルアドリル、ベンジルクリームなど)が有効です。かゆみが強い場合は、医師に相談し、経口抗ヒスタミン薬(ベンジルカプセルなど)や処方薬を使用することも検討してください。
オートミール入浴はかゆみを和らげ、皮膚を清潔に保つ手段として有効です。
重症例・合併症
心疾患や妊娠などの基礎疾患がある成人は、医師の判断で抗ウイルス薬(アシクロビル(Zovirax)やファムシクロビル(Foscavir))を投与し、症状の進行を抑えることがあります。水痘に接触した時点で、リスクがある方は早めに医師へ相談してください。
成人の水痘は脳炎や肺炎などの重篤な合併症を起こすことがあります。使用する薬剤や外用療法は必ず医師と相談の上で決定してください。
