中国医学によるニキビ治療法
中国医学の基本は、すべての病は体内のバランスの乱れから生じるという考え方です。症状が現れたときは、東洋医学の医師がそのバランスの乱れを整えることで治療します。皮膚は肺の延長とみなされ、ニキビは「肺風の瘤(りゅう)」と呼ばれます。中国医学では、ニキビは主にハーブの組み合わせで治療されます。
処方
中国医学では、患者一人ひとりの体質や症状が異なると考えるため、ニキビに対して「同じ処方を全員に」行うことはありません。睡眠状態や舌の状態、乾燥感などの全身的なサインを総合的に判断し、最適なハーブの組み合わせを調合します。
診断
ニキビは主に以下の3つのタイプに分類されます。
- 血熱型:赤く炎症を伴う丘疹が現れ、舌先が赤くなることが多い。
- 毒熱型:膿を伴う結節や膿胞が散在し、舌は赤く黄色い苔が付く。
- 痰湿型:嚢胞性ニキビが中心で、舌は白い苔が見られる。
これらの症状と舌の状態をもとに、処方に含めるハーブとその量が決定されます。
主なハーブ成分
血熱・毒熱・痰湿それぞれに対応する代表的な薬草は次のとおりです。
- 金銀花(はなさき)
- 連翹(レンキョウ)
- 蒲公英(たんぽぽ)
- 百合(ヒガンバナ)
- 桃核(とうかく)
- 海草(海藻類)
- 昆布
- 当帰根
- 栀子(キクイモ)
- 薏苡(ヨクイニン)
- 日本猫薄荷(ねこてん)
- 甘草
- その他、花・樹皮・花粉など多数。
調合・服用方法
ハーブはそのまま煎じてスープやお茶にしたり、錠剤、粉末、ゼリー、顆粒などさまざまな形で服用します。調合の際は、煎じ時間や水の量、服用回数などが効果に大きく影響します。
