破傷風トキソイドと抗破傷風血清は同時投与するが、投与部位は別にする理由

破傷風トキソイドとは

破傷風トキソイドは破傷風毒素を不活化したワクチンで、体内に免疫を誘導し抗体を産生させます。通常は数回に分けて上腕三角筋に注射します。

抗破傷風血清とは

抗破傷風血清は破傷風毒素に対する抗体を含む製剤で、受動免疫を即座に提供します。1回の注射で済むことが多く、臀部(大殿筋)に投与します。

投与部位を分ける必要性

トキソイドと血清は作用機序が異なります。同じ部位に同時に注射すると、血清中の抗体がトキソイドに結合し、免疫系がトキソイドを認識しにくくなります。その結果、ワクチン効果が低下し、破傷風罹患リスクが高まります。

したがって、破傷風トキソイドは上腕三角筋、抗破傷風血清は臀部の大殿筋にそれぞれ別々に投与します。

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