梅毒の一次病変(硬性下疳)の特徴と経過
梅毒の一次病変(硬性下疳)とは
梅毒を引き起こすトレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum)が体内に侵入した部位に、最初にできる潰瘍を「硬性下疳(chancre)」と呼びます。
発症までの期間
感染後、通常は10日から90日(約2週間〜3か月)以内に硬性下疳が出現します。
形状と特徴
- 無痛である(痛みを感じにくい)
- 触れると硬く、丸または楕円形の潰瘍
- 縁が盛り上がっている
出現しやすい部位
主に外性器に見られますが、直腸、口腔、指先など、菌が接触した部位にもできることがあります。
経過と自然治癒
硬性下疳は通常2〜6週間で自然に消失しますが、感染は体内に残り続けるため、必ず医療機関で診断・治療を受ける必要があります。
