完全性テタニーと破傷風の違いは何ですか?
完全性テタニーとは
持続的で自発的な筋収縮が四肢、体幹、顔面に現れる状態です。
- 血中カルシウムが極端に低下(低カルシウム血症)し、神経の興奮性が高まることが原因。
- 症状はしびれ、チクチク感、筋肉の痙攣、手足痙攣(手足のこむら返り)、喉頭痙攣(呼吸困難)、全身性痙攣発作など。
- 適切に処置しないと生命に関わる緊急事態となります。
破傷風とは
Clostridium tetani(破傷風菌)によって引き起こされる感染症です。
- 菌が産生する強力な神経毒素テトロスパスミンが中枢神経系の抑制性ニューロンを阻害し、筋肉の硬直と痙攣を引き起こします。
- 顎や首の筋肉に強い硬直(顎関節強直・破傷風)を伴い、嚥下困難、顔面痙攣、全身に広がる激しい痙攣、発汗、発熱、不安感などが見られます。
- 適切な創傷処置、抗毒素投与、抗生物質、筋弛緩剤、支援療法が必要で、未治療の場合は致死的です。
