下疳(かん)の症状・原因・治療法を徹底解説
下疳とは
下疳は、性感染症(STD)に感染した部位にできる潰瘍です。主に梅毒で見られますが、軟性下疳や血清性肉芽腫性リンパ節炎(LGV)でも発生します。
主な症状
下疳は直径数ミリから数センチ程度の丸形または卵形の潰瘍で、周囲が隆起し、赤紫色を呈します。痛みを伴うこともあり、発熱、発疹、リンパ節腫脹などの全身症状が同時に現れることがあります。
原因となる感染症
最も一般的なのは梅毒の初期症状としての下疳(硬性下疳)です。その他、ヘモフィリス・デュセリ(軟性下疳)やクラミジア・トラコマティスによる血清性肉芽腫性リンパ節炎(LGV)でも類似した潰瘍が生じます。
診断と治療
診断は臨床所見と血清検査、または病変部位からの培養で行います。治療は原因菌に合わせた抗生物質が中心で、梅毒の場合はペニシリン系が第一選択です。適切な治療により感染は速やかに除去され、合併症の予防が可能です。
