ウォーターシール排液システムの仕組みとポイント

構成要素

  • 本システムは胸部チューブと3つのボトル(チャンバー)から構成され、チューブで相互に接続されています。
  • 第1ボトルは患者側に接続され、胸腔からの空気・液体を受け取ります。
  • 第2ボトルはウォーターシールチャンバーで、滅菌水が少量入っており、空気が逆流しないようにします。
  • 第3ボトルはサクションコントロール用で、吸引圧を調整し、余分な空気を外部へ排出します。

動作原理

胸腔カテーテルからのチューブは、まず第1ボトルへ液体と空気を導きます。次に第2ボトルの水封チャンバーへ流れ、ここで空気は水面にバブルとして現れ、液体は水中に留まります。第3ボトルのサクションチャンバーは吸引圧を設定し、必要な量だけ胸腔から引き抜くことで肺の再膨張を助けます。最終的に余剰の空気は「出口」チューブから外部へ排出されます。

使用上の留意点

  • 医療従事者はボトル同士を接続した後に患者に接続し、水封チャンバーにバブルが出ていないか確認します。バブルは気漏れのサインです。
  • 従来型システムは患者の胸と同じ高さに保ち、傾けないようにする必要があります。傾くと液体が胸腔に逆流する恐れがあります。
  • 使用中は定期的に水位と吸引圧をチェックし、異常があればすぐに対応します。

呼吸器疾患 - 関連記事