肺に穴ができる原因は?

結核

結核患者は胸部X線で肺に空洞(穴)ができているか確認されます。結核菌(Mycobacterium tuberculosis)が肺組織を破壊し、夜間の発汗、倦怠感、原因不明の体重減少を伴うことがあります。治療は経口抗生物質による長期投薬です。

喫煙・煙の吸引

タバコ、カンナビス、火災の煙など長期間にわたる煙の吸引は、肺胞壁を損傷させ肺気腫を引き起こします。肺気腫は肺に多数の空洞ができる状態です。消防士や喫煙者の子どもに肺の空洞が見られる研究結果も報告されています。

谷熱(バレー熱)

カンジダ属とは異なる真菌 Coccidioides が原因で、俗に「谷熱」と呼ばれる肺感染症を引き起こします。土壌中の胞子が風で舞い上がり、粉塵と混ざって吸入されると肺に定着し、治療が遅れると空洞が形成されます。症状は発熱や咳など風邪や肺炎に似ているため誤診されやすいですが、感染は他人に移ります。

肺に多数の空洞ができた場合、外科手術で修復することが基本です。空洞が多数で手術が困難な場合は、呼吸機能を支える薬物療法が選択されます。

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