肺に入った異物を排除する体の仕組みとは?

人間の体は肺に入った異物を排除するために、いくつかの自然防御機構を備えています。主なものは咳、くしゃみ、そして粘液繊毛エスカレーターです。

咳(せき)

咳は反射作用で、横隔膜が収縮し肺から強い気流が口から放出されます。この強い気流により、肺内に付着した異物や粘液が外へ押し出されます。

くしゃみ

くしゃみも同様の反射で、横隔膜と胸筋が収縮し、鼻から高圧の空気が噴出します。これにより、鼻や喉に詰まった異物や粘液が除去されます。

粘液繊毛エスカレーター(粘液繊毛系)

気道の内壁は粘液層と繊毛層で構成されています。粘液が異物を捕らえ、繊毛がリズミカルに揺れ動いて粘液と捕らえた異物を上部の気道へと運びます。最終的に喉へ運ばれた粘液は飲み込むか、咳やくしゃみで外へ排出されます。

しかし、これらの自然機構だけでは除去できない大きな異物や深部に埋まった異物もあります。その場合は、呼吸器専門医による内視鏡的除去や手術が必要となります。

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