デルマトームが影響する体の部位とは

デルマトームとは

デルマトームは、単一の脊髄神経が支配する皮膚領域です。各脊髄神経は感覚根と運動根からなり、感覚根が皮膚から情報を受け取り、運動根が筋肉へ指令を送ります。感覚根の分布を示すのがデルマトームマップです。

主な分布部位

  • 頭部・頸部:三叉神経(第5脳神経)の眼神経、上顎神経、下顎神経が担当します。
  • 上肢:頸部脊髄神経C5〜T1の根が形成する腕叢が支配します。
  • 胴体:胸椎神経T1〜T12が背部・前部の皮膚を担当します。
  • 下肢:腰椎・仙骨神経(L1〜S2)が下肢全体を支配します。
  • 性器:仙骨神経S2〜S4から枝分かれする陰部神経が感覚を供給します。

臨床での重要性

デルマトームマップを理解することで、患者が特定の皮膚領域に痛みやしびれ、感覚異常を訴えた際に、どの脊髄神経が障害されているかを迅速に特定できます。これにより、神経疾患の診断や治療方針の決定が円滑に行われます。

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