小さな脳卒中(TIA)の回復と対策
小さな脳卒中(ミニストローク)や一過性虚血発作(TIA)は、脳内に血栓ができ血流と酸素供給が一時的に減少することで起こります。TIAは血栓が数分で自然に溶けることが多く、通常の脳卒中と症状は同じですが、時間的に短いのが特徴です。
小さな脳卒中の見分け方
FASTは脳卒中の早期発見に有効な4つのサインです。
F: 顔のゆがみ(片側の表情が低くなる)
A: 腕の脱力(片方の腕を上げられない)
S: 言語障害(言葉が不明瞭、理解できない)
T: 時間(症状が出たらすぐに医療機関へ)
治療
小さな脳卒中は自然回復する可能性が高く、早期に適切な治療を受ければ日常生活を続けられることが多いです。しかし、血栓の位置により脳の特定領域が障害され、体の一部に麻痺や機能障害が残ることもあります。
障害部位や症状に応じて、リハビリテーション(理学療法・作業療法)を受けて機能回復を図ります。再発予防のための薬剤もありますが、肥満、喫煙、高血圧などのリスク因子を同時に改善することが重要です。
回復
回復期間は損傷した脳領域とその程度に左右されます。数分で症状が消失するケースもあれば、永続的な運動感覚障害が残ることもあります。残存しやすい症状としては、以下が挙げられます。
- 言語障害(言葉が出にくい、理解が困難)
- 歩行・立ち上がりの困難
- 協調運動障害(手足の協調が取れない)
- 四肢のしびれやチクチク感
- 意識混濁や錯乱
- 認知・分析思考の低下
- 方向感覚の喪失や視野障害
