虚血性脳卒中の主な兆候と対処法
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)によると、脳卒中の80〜85%は虚血性脳卒中です。虚血性脳卒中は、脳に血液を供給する血管が詰まることで起こります。血流が遮断されると、脳細胞は数分以内に死滅し始めます。早期の医療介入が生死を分けるため、兆候をすぐに見分けられることが重要です。疑わしい症状があれば、直ちに救急医療を受けてください。
しびれ・脱力
体の片側に突然のしびれや脱力が現れます。顔、腕、脚のいずれか、あるいは全体が影響を受けます。両腕を同時に上げる、笑顔を作るなどで左右の違いを確認できます。
激しい頭痛
予告なしに急に現れる激しい頭痛は、虚血性脳卒中のサインです。首のこりや目の間の痛みを伴うことがあります。
言語障害
話すことが急に困難になり、言葉が不明瞭になる、あるいは全く話せなくなることがあります。言いたいことは分かっていても、適切な言葉が出てこない失語症が起こることもあります。
視覚障害
視界が急にぼやける、二重視になる、または一時的に全く見えなくなることがあります。
協調運動障害
歩行が困難になったり、バランスが取れなくなります。足元が不安定になり、転倒しやすくなるほか、めまいや吐き気を伴うことがあります。
意識混濁・錯乱
突然混乱状態に陥り、簡単な会話が理解できない、現在地や行っていたことを忘れることがあります。
一過性脳虚血発作(TIA)
TIAは血流が一時的に遮断され、症状は数分から24時間で消失しますが、実際の脳卒中の前兆となることが多く、直ちに医療機関を受診すべきです。
早期発見と迅速な治療が予後改善の鍵です。
