甲状腺がんと食事
甲状腺は喉仏のすぐ下に位置し、心拍数や血圧、体温、体重などを調節するホルモンを分泌します。
甲状腺がんの治療法
最も一般的な治療は甲状腺全摘または部分摘出(甲状腺摘出術)です。手術後はレボチロキシンやシンセトロイドなどの甲状腺ホルモン補充薬を生涯にわたり服用し、ホルモンバランスを維持します。
放射性ヨウ素療法も広く行われます。血流中のヨウ素を取り込む甲状腺細胞を放射性ヨウ素で破壊し、甲状腺全摘を回避できる場合があります。
外部放射線療法や化学療法、さらには新薬の臨床試験も選択肢に入ります。詳細は主治医にご相談ください。
甲状腺がんと食事
研究では、ヨウ素不足やゴイトロゲン(甲状腺腫を引き起こす物質)の過剰摂取が、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌増加を通じてがんリスクを高める可能性が示唆されています。
ヨウ素が不足するとTSHが上昇します。第一次世界大戦後にヨウ素欠乏が問題となり、ヨウ化塩が普及しました。現在でもヨウ素が不足しがちな方は、ヨウ化食塩の使用やヨウ素サプリメントの摂取を検討してください。
ゴイトロゲンは、ブロッコリーや芽キャベツ、カリフラワーなどの十字花科野菜、そして大豆、落花生、桃、イチゴなどに含まれます。過剰摂取を避けることで、TSH上昇リスクを抑えられる可能性がありますが、学術的な見解は分かれています。
なお、甲状腺がんを食事だけで治す方法は確立されていません。治療中は果物や野菜を中心としたバランスの良い食事を心がけ、体調管理に努めましょう。
