甲状腺半切除術とは?部分切除の適応とメリット
半切除術(ヘミサイロイド切除)とは
甲状腺の左右の葉のうち、片方の葉と峡部(等部)を外科的に除去する手術です。医学的には「ヘミサイロイド切除」または「甲状腺半切除術」と呼ばれます。
適応例
- 良性の結節性甲状腺腫(非癌性の腫瘍)
- 単一の結節があり、組織診断が必要な場合
- 甲状腺がんでも、腫瘍が甲状腺の半側に限局している低リスクのもの
全摘出術との違い
甲状腺全摘出は、甲状腺全体を除去する手術で、進行した甲状腺がんや、再発性の甲状腺腫、両葉に病変がある場合に行われます。
甲状腺を残すメリット
可能な限り甲状腺の一部を残すことで、自然な甲状腺ホルモンの産生が維持されやすくなります。その結果、術後に終生のホルモン補充療法が不要になる可能性が高まります。
ただし、残した甲状腺の機能が不十分な場合は、術後に甲状腺ホルモン補充が必要になることもあります。
