甲状腺機能障害で体重を増やすことは可能ですか?
考慮すべき点
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)では、免疫系が甲状腺を刺激し、代謝ホルモンが過剰に分泌されます。その結果、基礎代謝が上がり、消費カロリーが増えるため、食事量を増やさなければ体重が減少します。アメリカ甲状腺協会によれば、過剰に燃焼したカロリーと同等のカロリーを摂取しなければ、体重減少は止まりません。
誤解
ベータブロッカーは甲状腺機能亢進症の症状(心拍数上昇や不安感)を緩和しますが、甲状腺が過剰にチロキシンを産生する根本的な原因は止めません。チロキシンが代謝を亢進させ、体重減少を引き起こすのです(メイヨークリニック)。
解決策
治療前に失った体重は、甲状腺機能が正常に戻るとほぼ元に戻ります。アメリカ甲状腺協会は、機能亢進状態が解消された後は、自然に体重が回復すると述べています。
注意点
抗甲状腺薬はチロキシンの産生を抑制し、体重増加を助けますが、肝機能障害などの重篤な副作用を伴うことがあります。メイヨークリニックによれば、薬剤に耐えられない患者も存在します。
結果
放射性ヨウ素療法や手術で過活動な甲状腺細胞を除去すると、代謝が低下し体重が増加します。治療後は合成甲状腺ホルモン(レボチロキシン)で代謝を調整する必要があります。
