甲状腺機能検査の前に知っておくべきポイント
甲状腺の概要
甲状腺は首の前部、声帯の下にある左右2葉からなる腺です。体温や心拍数の維持、エネルギー代謝に関与しています。
甲状腺機能が低下すると、暑さや寒さを感じやすくなったり、便秘、皮膚乾燥、体重増加などの症状が現れます。
血液検査前の準備
検査前に不安を感じる方は、以下の簡単な対策でリラックスできます。
手や肘までの乾燥肌は、入浴後や食器洗い後などに保湿クリームを塗っておくと、針刺し時の痛みが和らぎます。
採血時に血液がうまく流れない場合は、脱水が原因のことがあります。検査の数日前から1日あたり約8杯(約2リットル)の水分を摂取し、血管を目立たせましょう。
体が温かいほど血流が良くなり、採血がしやすくなります。待合室ではコートやセーターを着たまま、腕を自然に下げて血圧を上げておくと効果的です。
めまいや失神しそうな場合は、事前に採血担当者に伝えてください。横になっての採血に切り替えてもらえます。
TSH検査について
TSH(甲状腺刺激ホルモン)検査は、甲状腺機能を評価する最も一般的な血液検査です。TSH値が低いと甲状腺が過剰にホルモンを産生していることを示し、逆に高いとホルモン不足が疑われます。
放射性ヨード取り込みスキャン(RAIU)前の注意点
妊娠中または授乳中の場合は必ず医師に報告してください。放射性ヨードは胎児や乳児に影響を与える可能性があります。
甲状腺ホルモン剤の服用やヨウ素を含む貝類の摂取は検査結果に影響します。スキャンの約1週間前からこれらの摂取を控えるよう指示されることがあります。
検査当日の朝に放射性ヨードを錠剤で服用します。甲状腺に取り込まれるまでに4〜6時間待機し、その後に撮影を行います。
