TSH第3世代テストは何に使われるのか?

第1世代・第2世代検査

第1世代のTSH検査は感度が低く、検出限界は5〜10 mU/Lです。そのため軽度の甲状腺機能低下症を見逃すことが多く、甲状腺機能亢進症の診断には使用できませんでした。

第2世代検査は2010年時点でも主に甲状腺が正常に機能しているかどうかのスクリーニングに用いられています。

第3世代検査

第3世代TSH検査は血中TSHの検出限界が大幅に低下し、0.01 mU/L程度まで測定可能です。その高感度により、甲状腺機能低下症・機能亢進症のいずれも正確に検出でき、特に新生児の甲状腺機能スクリーニングにも利用されています。また、患者に投与するレボチロキシン(合成甲状腺ホルモン)の適正用量を決定する際にも重要な指標となります。

その他の診断検査

甲状腺疾患の診断や重症度、原因の特定のために、医師は追加の血液検査を行うことがあります。代表的なものは「完全甲状腺パネル」と呼ばれる一連の検査です。

Free T4(遊離T4):甲状腺ホルモンの活性型で、体内でのホルモン利用状況を評価します。第3世代TSHの結果が異常な場合に測定されます。

Free T3(遊離T3):主に甲状腺機能亢進症の診断や、治療中の患者の薬剤効果のモニタリングに使用されます。甲状腺機能亢進症が疑われる場合は、放射性ヨード撮影などの画像検査が行われます。

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