無症状の甲状腺機能低下症とは?
概要
無症状の甲状腺機能低下症(subclinical hypothyroidism)は比較的頻繁に見られますが、治療の是非は議論が続いています。年齢とともに罹患率は上昇し、女性に多く見られます。また、血中コレステロール値の上昇や動脈硬化のリスク増大とも関連しています。
症状
- 体重増加
- 過度の眠気
- 寒さに対する不耐性
- 倦怠感・疲労感
- うつ状態
- 髪の乾燥・粗さ
- 便秘
- 皮膚の乾燥
- 脚のむくみ
- 集中力低下
- 血中コレステロール上昇
- 筋肉の痙攣や漠然とした痛み
しかし、多くの患者は症状が全く現れないこともあります。
原因
- 自己免疫性甲状腺炎(橋本病)
- 甲状腺炎全般
- リチウム服用などの薬剤影響
診断
血液検査で甲状腺刺激ホルモン(TSH)とサイロキシン(T4)の濃度を測定し、TSHが上昇しT4は正常範囲にあるかどうかで診断します。
有病率
メイヨークリニックによると、成人全体の約4%から8.5%が無症状の甲状腺機能低下症と推定されています。
