胸部脊髄腫瘍の兆候と症状

胸部(胸椎)は頸部と腰部の間に位置し、12個の椎骨と軟骨性の椎間板で構成されています。背骨の中で最も広い領域で、肋骨を支える役割を担います。この部位に腫瘍(悪性・良性を問わず)ができると、脊髄内の神経が圧迫され、さまざまな健康問題が生じます。圧迫が神経に及ぶと、不快な症状が現れます。

無症状

腫瘍が非常に小さい場合、神経への圧迫がほとんどないため、初期段階では症状が全く現れないことがあります。圧迫が進行すると、初めて症状が出始めます。

疼痛

胸部脊髄腫瘍の最も一般的な症状のひとつが疼痛です。痛みは腫瘍部位から始まり、圧迫されている神経に応じて背中、腰、脚、胸や腕まで広がることがあります。

筋力低下

腫瘍の大きさや位置により、神経が圧迫されて筋力が低下します。影響を受けた部位の四肢に弱さを感じ、歩行や物を持つことが困難になることがあります。

しびれ

しびれも頻繁に見られる症状です。圧迫された神経が支配する部位、特に脚に感覚が鈍くなります。熱や冷たさ、痛みの感覚も低下することがあります。

麻痺

腫瘍が高度に神経を圧迫すると、影響を受けた四肢に部分的または完全な麻痺が生じることがあります。場合によっては、両足や両腕の運動が失われることもあります。

失禁

腫瘍が膀胱や腸の神経を圧迫すると、排尿や排便のコントロールが失われ、失禁が起こることがあります。

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