ブレイキセラピーのメリットとデメリット

近接放射線療法(ブレイキセラピー)は、外来で行えるがん治療法です。がん組織に高エネルギーの放射性種子を直接埋め込むことで、外科的切除の代替となり、長期的な副作用リスクを低減します。永久型と一時型の2種類があります。

対象となるがん・疾患

  • 子宮体がん、前立腺がん、子宮頸がんなどの婦人科系がん
  • 冠動脈疾患などの血管系疾患
  • 一時型は主に婦人科系に用いられます

治療の仕組み

高エネルギーの放射性種子をがん組織内に慎重に配置し、DNAを損傷させてがん細胞を死滅させます。種子は腔内(インターカビタリー)に置く方法や、腫瘍内部(インタースティシャル)に直接埋め込む方法があります。放射性物質を含む薬剤を血管や体腔に注入する「非封印内部放射線療法」もあります。正常細胞は修復機能があるため被ばくによるダメージを耐えますが、がん細胞はそれが困難です。

メリット

  • 治療回数は1回で済むことが多く、手術に比べ侵襲が小さい
  • 外来で実施でき、日常生活への影響が少ない
  • 術後の痛みや不快感が最小限
  • 長期的な副作用が比較的少ない

デメリット・留意点

  • 放射性種子が漏れ出し、正常組織を損傷するリスクがある
  • 手術と同様に感染の可能性がある
  • 腫瘍が完全に除去されないため、再発の可能性がある(例:前立腺)
  • 手術での修正が難しい
  • 費用が高額で、熟練した医師の施術が必要

効果

シカゴ前立腺がんセンターの報告によると、近接放射線療法は生存率が手術とほぼ同等であり、低侵襲治療として人気が高まっています。

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