多形性腺腫の原因とは?

発生

多形性腺腫は唾液腺にできる良性腫瘍で、成長は非常に遅く、主に40歳以上の女性に多く見られます。子供にできることは稀です。ほとんどは耳下腺に発生しますが、まれに他の唾液腺にも現れます。自覚症状は腫瘤を感じる程度で、検診や歯科受診時に初めて見つかることが多いです。

組織学的特徴

腫瘍は上皮細胞と間葉様細胞が混在した構造を持ち、周囲組織とは明瞭に区別できます。そのため、手術での切除が比較的容易です。

診断

腫瘍の大きさや位置はCTやMRIで評価し、良性か悪性かは針生検や切除標本の病理診断で確定します。

治療

根治的な外科的切除が第一選択です。可能であれば全耳下腺摘出術(全パロチダクトミー)を行い、再発リスクを低減させます。切除が不可能な場合や稀に悪性化した場合は、放射線療法が検討されます。

原因

唾液腺腫瘍全般の主な原因は唾液の排泄障害で、唾液管の閉塞が関与します。多形性腺腫も同様に、唾液管の閉塞が関与すると考えられています。さらに、喫煙や放射線被曝が発症リスクを高める要因として報告されています。

腫瘍 - 関連記事