褐色細胞腫(フェオクロモサイトーマ)の診断方法

褐色細胞腫(フェオクロモサイトーマ)は、主に副腎髄質や交感神経系にあるクロマフィン細胞から発生する、ほとんどが良性の腫瘍です。体のほぼ任意の部位に発生し得ますが、カテコールアミンを過剰に分泌し、高血圧を引き起こすのが特徴です。遺伝的要因が関与することも多く、神経線維腫症、ストゥルゲ=ウェーバー症候群、結節性硬化症、フォン・ヒッペル・リンドウ病などと関連しています。

診断手順

  1. 症状の確認:すべての患者で高血圧が認められ、診断時には持続性の高血圧が多く見られます。興奮や身体活動により血圧が急激に上昇する発作(パラオキシズム)も起こります。
  2. 身体診察:患者はやせ型で、心拍数が速く力強いことが多いです。顔面蒼白、手のひらが冷たく湿っていることがあります。頸部や腹部深部に腫瘤が触知できることもあります。
  3. 尿中カテコール測定:24時間尿を採取し、ドーパミン、エピネフリン、メタネフリン、ノルエピネフリンなどのカテコールアミン濃度を測定します。これが確定診断の鍵となります。
  4. 偽陽性因子の排除:検体採取期間中はカテコールアミンレベルをできるだけ低く保ちます。ラベタロール、レボドパ、メチルドパなどの薬剤は偽陽性結果を招くため、必要に応じて中止します。
  5. 画像診断による腫瘍定位:生化学的に腫瘍が確認されたら、超音波検査で大きな腫瘍を探します。小さな腫瘍や副腎外の病変はCTやMRIで詳細に評価します。

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