軟骨腫の診断方法
軟骨腫とは
軟骨腫(chondroma)は良性の骨腫瘍で、葉状に増殖します。主に手足の小骨に成熟した軟骨を形成しますが、股関節、大腿骨、上腕骨、肋骨などの長骨にも発生し、位置に応じて分類されます。
分類
- 骨内軟骨腫(Enchondroma): 骨内部に発生。
- 骨表面軟骨腫(Periosteal chondroma): 骨表面に発生。
- 軟部組織軟骨腫: 軟部組織、特に腱付近に発生。
診断手順
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骨内軟骨腫は触診で骨結節として感知できることがあります。多くは無症状で偶然発見されますが、稀に疼痛や軟部組織の腫脹がみられます。骨表面軟骨腫は疼痛を伴う軟骨性病変です。
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軟部組織軟骨腫は手足の腱付近に単発で見られ、成熟した透明軟骨で構成されています。
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病変の外観を観察します。骨内軟骨腫は境界がはっきりし、典型的な軟骨の青灰色を示します。骨表面軟骨腫は広い基底部を持つ軟骨塊で、軟部組織へは浸潤しません。
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組織学的検査を行います。骨内軟骨腫は細胞数が少なく、二核細胞が多く異形細胞像を示すことがありますが、細胞密度は変動します。基質は粘液様変化を示さず、骨化が頻繁に見られます。骨表面軟骨腫は成熟した軟骨の塊で、活動的で軟骨肉腫と鑑別が必要です。
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軟部組織軟骨腫の顕微鏡観察では、形態は多様で局所的な線維化、粘液様変化、骨化が認められることがあります。基質が広範に石灰化すると、腫瘍性石灰沈着症に似た外観になることもあります。
