前立腺肥大の治療薬とは
定義
前立腺は射精時に精子を運ぶ液体を分泌する腺です。加齢に伴い前立腺が肥大すると、良性前立腺肥大症(BPH)と呼ばれます。がんではなく、前立腺がんのリスクを高めることはありません。
アルファ1遮断薬
前立腺の筋肉を弛緩させ、尿路症状を改善する薬です。主な薬剤は以下の通りです。
- ウロキサトラル(アルフゾシン)
- カルデュラ(ドキサゾシン)
- フロマックス(タムスロシン)
- ハイリン(テラゾシン)
効果は服用後すぐに現れ、比較的速やかに症状が緩和されます。副作用としては、めまい、倦怠感、胃部不快感、鼻づまりなどがあります。
5αリダクターゼ阻害薬
前立腺のサイズ自体を縮小させる薬です。代表的な薬剤は以下です。
- プロスカー(フィナステリド)
- アボダート(デュタステリド)
効果が現れるまでに3〜6か月かかることがあります。副作用としては、勃起不全、射精量の減少、性欲低下などが報告されています。
その他の薬剤
前立腺肥大に炎症が伴う場合、抗生物質で炎症を抑えると、BPHの症状が改善することがあります。
ハーブ療法
市販のハーブサプリとしてサワーパルメット(ノコギリヤシ)が知られています。研究結果はまちまちで、症状改善が認められるケースとプラセボと差がないケースがあります。
