UTI(尿路感染症)に対するクランベリージュースの効果とは

クランベリージュースは、尿路感染症(UTI)の予防に広く用いられる家庭療法です。近年の研究では、尿の酸性度を高めるだけでなく、細菌が尿路の壁に付着するのを防ぐ働きが主な効果とされています。

酸性度

かつてはクランベリージュースが尿の酸性度を上げて細菌を死滅させると考えられていましたが、Worcester Polytechnic Institute(2006年)の研究などでその説は否定されています。

プロアントシアニジン

クランベリーに含まれるプロアントシアニジンはタンニンの一種で、E. coli(UTIの主な原因菌)が尿路の壁に付着するのを阻止します。WPIの研究では、これが細菌の形状を変えることで付着を防ぐと報告されています。

フルクトース

2004年にClinical Infectious Diseasesに掲載された研究によれば、クランベリーに含まれるフルクトースもE. coliの付着抑制に関与している可能性があります。

予防効果

クランベリージュースはUTIの予防に有効とされ、慢性UTIを抱える人の治療プランに取り入れられることがあります。ただし、既に発症したUTIを治す効果はなく、治療薬ではありません(メリーランド大学医療センター)。

代替手段

プロアントシアニジンを摂取したい場合、クランベリータブレットやブルーベリーにも同様の成分が含まれており、ジュースを飲む代わりに利用できます。

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