Candida glabrata(カンジダ・グラブラタ)による尿路感染症

概要

Candida glabrata(カンジダ・グラブラタ)は、通常は人間の粘膜に常在する酵母です。健康な人の31〜51%に口腔内などで検出されます。近年、細菌性尿路感染症の死亡率は低下していますが、過去20年で真菌、特にCandida glabrataによる尿路感染症が顕著に増加しています。

増加の要因

増加の背景にはいくつかの要因があります。

  • HIV感染者や免疫抑制状態にある患者は、真菌感染のリスクが高まります。
  • 抗生物質の過剰使用です。腸内や尿路の正常菌叢が減少すると、カンジダが増殖しやすくなります。
  • 医療機器の普及です。カテーテルや留置デバイスは感染経路となり得ます。

リスク要因

  • 高齢者でカテーテル使用中、かつ最近抗生物質を多剤投与された人。
  • HIV/AIDS、化学療法中など免疫が低下している患者。
  • 免疫抑制剤を使用している臓器移植患者。
  • 頻繁に入院を繰り返す患者。

主な症状

症状は細菌性膀胱炎と類似していますが、以下のような特徴があります。

  • 尿に血が混じる(血尿)
  • 排尿時の痛みや灼熱感
  • 頻尿・残尿感
  • 恥骨上部の圧痛
  • 尿道や膀胱の刺激感

診断方法

  • 尿培養:尿サンプルを培養しカンジダの有無を確認。
  • 分泌物の培養:膿や分泌物のサンプルを採取。
  • 有機酸テストなど、Candida glabrataが産生する毒素を検出する検査。

治療法

第一選択薬はフルシトシンですが、近年耐性が報告されています。

自然療法としては、ココナッツオイルや有機オレガノオイルを高用量で使用する方法がありますが、必ず医師の指導のもとで行ってください。

重篤な感染症のため、自己判断での治療は避け、必ず専門医の診察を受けましょう。

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