オーバーフロー性失禁とは何か?
尿失禁は、意図せずに尿が漏れる状態です。男女問わず多くの人が経験し、特に高齢者に多いです。失禁には、ストレス性、切迫性、そしてオーバーフロー性の3種類があります。本稿ではオーバーフロー性失禁の特徴と対策について解説します。
オーバーフロー性失禁とは
主に男性に見られ、女性では稀です。膀胱が尿を完全に排出できず、残尿が溜まることで次に尿が生成されると膀胱が過充填し、尿が自然に漏れ出します(米国国立糖尿病・消化器・腎臓病研究所)。
症状
- 少量の尿がこぼれ、ほぼ常に滴るような漏れが続く。
- トイレに行ってもすぐにまた尿意を感じる頻繁な欲求。
- 排尿時の尿流が弱く、細い糸のようになることがある(メイヨークリニック)。
原因
- 膀胱の損傷や神経障害(糖尿病が原因になることも)により膀胱筋が弱くなる。
- 尿道が腫瘍や膀胱結石で閉塞する。
- 前立腺肥大により尿道が狭くなり、膀胱の排出が妨げられる。
治療法
- 根本原因の除去・改善を行う。
- 膀胱トレーニングや神経刺激で膀胱筋を強化。
- 腫瘍や結石は外科的に除去。
- 前立腺肥大が原因の場合は薬物療法、必要に応じて手術。
対策・留意点
- 吸収性パッドを使用して日常生活での漏れをカバー。
- カテーテルを用いて膀胱を完全に排空し、漏れをコントロールする方法もある。
