ストレス性尿失禁の原因は何ですか?
ストレス性尿失禁は、くしゃみや咳、重いものを持ち上げたときなど、腹圧がかかった際に尿が漏れるタイプの尿失禁です。女性に最も多く見られますが、男性でも同様の症状が現れることがあります。
原因はさまざまですが、薬物療法や骨盤底筋トレーニング、必要に応じた手術、生活習慣の改善などで対処できます。
妊娠
妊娠中は胎児が骨盤に圧力をかけ、特に妊娠後期に骨盤底筋が弱まります。その結果、少量の尿漏れから、保護パッドが必要になるほどの漏れまで幅があります。出産後も症状が続く場合は、トイレで尿の流れを止める感覚で骨盤底筋(ケーゲル)運動を行うと効果的です。練習が身につけば、いつでもどこでも実施できます。
閉経
閉経に伴うエストロゲンの減少は、膀胱や尿道の機能低下を招き、咳やくしゃみでの尿漏れが起こりやすくなります。ホルモン補充療法が有効な場合もあるため、症状が気になる方は医師に相談しましょう。
慢性疾患
喘息や慢性気管支炎など、長期間にわたって激しい咳が続く呼吸器疾患は、骨盤底筋に繰り返し負荷をかけ、ストレス性尿失禁を引き起こします。咳のコントロールや禁煙は症状改善に重要です。ケーゲル運動と併せて医師に相談してください。
外傷・手術
前立腺手術後の男性は、膀胱や尿道が損傷することで尿漏れが起こることがあります。また、神経障害(糖尿病性ニューロパチーやパーキンソン病など)も膀胱機能に影響します。新たに服用を始めた薬剤(特に高血圧治療のα遮断薬など)による副作用もチェックしましょう。
生活習慣
カフェインやアルコールの過剰摂取は膀胱を刺激し、尿漏れリスクを高めます。体重が増えると腹圧が上がり、骨盤底筋への負担も大きくなるため、肥満は重要なリスク要因です。食事や飲料の見直し、適度な運動で体重管理を行うことで、症状の軽減が期待できます。
