前立腺経尿道的切除術(TURP)の欠点
前立腺経尿道的切除術(TURP)は、前立腺肥大や前立腺がんの治療に用いられる手術です。尿道を通じて前立腺の肥大部分を切除しますが、手術後に起こり得る主な合併症があります。以下に代表的な4つの欠点をまとめました。
逆行性射精
手術後に射精時に精液が膀胱へ逆流する「逆行性射精」が起こることがあります。男性はオーガズムは感じますが、ペニスから精液が排出されません。これは射精に関与する筋肉の神経が損傷するためです。NHS Choicesによれば、TURP患者の約70%でこの合併症が報告されています。
尿失禁
尿失禁は全体の約3%の患者で見られます。尿失禁は主に以下の3タイプに分類されます。
- 切迫性失禁:急に尿意が強くなり、トイレに間に合わない。
- ストレス性失禁:重い物を持ち上げる、咳やくしゃみなどの腹圧上昇で尿が漏れる。
- 完全失禁:尿のコントロールが全くできない。
重度の場合は人工括約筋装置の移植が検討されます。
尿道狭窄
手術後約4%の男性で尿道が狭くなる「尿道狭窄」が発生します。尿道が狭くなると、排尿時に力みが必要になったり、尿流が細く分かれたり、排尿後に残尿が滴るなどの症状が現れます。疼痛を伴うこともあり、拡張手術や再手術が必要になることがあります。
勃起不全(インポテンツ)
NHS Choiceによれば、TURPを受けた男性の5人に1人が術後に勃起不全を経験します。研究によっては、一時的な勃起不全であり、時間経過とともに改善すると報告される一方、長期的に症状が残るケースもあります。加齢や他の疾患が影響するため、TURP単独の因果関係を特定するのは難しいです。
