尿路系の障害と対策

尿路感染症(UTI)

膀胱や腎臓に細菌が侵入すると尿路感染症(UTI)となります。腎盂腎炎になると放置すると永続的な腎機能障害を引き起こす恐れがあります。抗生物質と十分な水分摂取で多くは改善します。主な症状は排尿時の灼熱感・痛み、頻尿、残尿感、血尿です。女性は男性よりUTIになりやすいとされています。

尿失禁

尿失禁は膀胱のコントロールができず、意図せずに尿が漏れる状態です。原因は多岐にわたり、骨盤底筋トレーニングから膀胱サポート手術まで治療法があります。女性に多く見られます。

腎臓結石

腎臓内でミネラルや塩分が結集し硬い結石を形成します。背中・側腹部・腹部・鼠径部に激しい疼痛が走り、血尿や頻尿・疼痛性排尿を伴うことがあります。小さな結石は自然排出されますが、痛みの緩和と感染予防が主な治療です。大きな結石は外科的除去が必要になることがあります。男性に多く発生します。

腎不全

腎臓が老廃物を尿で排出できなくなる状態です。外傷や大量出血、特定の薬剤・毒物で急性腎不全が起こり、早期に適切な処置をすれば回復が期待できます。慢性腎臓病は進行が緩やかで数年にわたり症状が出にくいことがあります。治療は透析または腎移植が中心です。

前立腺疾患

前立腺肥大(BPH)

加齢に伴い前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿障害を引き起こします。60歳以上の男性の多くが何らかの肥大を持ちますが、症状が出るかは個人差があります。

前立腺炎

細菌感染やその他の要因で前立腺が炎症を起こす状態です。排尿時の灼熱感・疼痛、下部背部や鼠径部の痛み、頻尿・切迫感が主な症状です。細菌性前立腺炎は抗生物質で治りますが、非細菌性は理学療法、リラクゼーション、三環系抗うつ薬やα遮断薬で対処します。

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