男性の失禁の主な原因とは?
失禁は、膀胱のコントロールが部分的または完全に失われる状態です。くしゃみや咳、笑いなどの刺激で症状が悪化したり、予告なしに漏れが生じたり、急にトイレに行きたくなる、膀胱が十分に空かないといった症状が現れます。加齢に伴いリスクは高まりますが、身体的な問題や薬の副作用でも起こります。
前立腺肥大
米国国立衛生研究所によると、60歳までに男性の半数以上が前立腺肥大を経験します。前立腺は膀胱の下に位置し、肥大すると膀胱や尿道を圧迫します。その結果、尿漏れや頻尿、膀胱が完全に空かないなどの症状が出ます。治療法としては薬物療法や手術があります。
薬剤の副作用
一部の市販薬や処方薬は失禁を引き起こすことがあります。筋弛緩剤、α・βブロッカー、抗うつ薬、抗ヒスタミン薬などが該当します。また、高血圧やむくみの治療に用いられる利尿剤も排尿回数を増やし、失禁を悪化させることがあります。
過活動膀胱
加齢とともに過活動膀胱のリスクは上がります。若い頃は問題にならなくても、カフェイン、アルコール、酸性食品、喫煙、体重増加などの生活習慣が後年に症状を悪化させます。
神経系の疾患
糖尿病、パーキンソン病、多発性硬化症、アルツハイマー病などの神経系疾患は失禁の原因となります。脊髄損傷を受けた人も同様です。
感染症
前立腺炎、尿路感染症、膀胱炎、腎盂腎炎などが失禁を引き起こすことがあります。前立腺炎では前立腺が炎症を起こし尿道を圧迫します。感染症は抗生物質で治療できます。
尿路の閉塞・閉鎖
尿路が部分的または完全に閉塞すると、失禁、残尿感、排尿時の痛みが現れます。腎結石、膀胱結石、良性腫瘍、まれに前立腺・腎臓・膀胱の悪性腫瘍が原因となります。手術後の瘢痕組織による閉塞もあります。
