インフルエンザの合併症と対策
症状
インフルエンザの症状は、風邪と比べて急激に現れます。発熱・寒気・頭痛・筋肉痛・倦怠感・鼻づまり・食欲不振に加え、下痢や嘔吐が出ることもあります。これらの症状が出たら、できるだけ早く医療機関へ相談しましょう。
症状を放置すると合併症が起こります。代表的なのは肺炎で、特にインフルエンザに続発する肺炎は肺炎球菌が原因となることが多く、強力な抗生物質で治療が必要です。咳や胸の痛みが1週間以上続く場合は肺炎の可能性があります。その他、鼻炎・気管支炎・中耳炎などの比較的軽い合併症もあります。
ハイリスク群
以下の人はインフルエンザによる合併症が起きやすいとされています。
- 乳幼児・小児
- 高齢者
- 妊婦(胎児への感染リスクもある)
- HIV/AIDS患者
- 心臓・肺・腎臓疾患を持つ人
- 糖尿病患者
これらの方は免疫力が低下しているため、症状が重くなりやすく、合併症のリスクが高まります。
重篤な合併症
最も危険なのは「脳炎」です。インフルエンザに伴う脳炎は、頭痛や光過敏、意識混濁、発疹、幻覚、性格変化などの神経症状を伴います。疑わしい症状が見られたら直ちに医師に連絡し、早期治療が必要です。放置すると致命的になることがあります。
治療法
症状が出たらすぐに抗ウイルス薬(例:タミフル)を服用すると、病程が短くなり合併症リスクも低減します。多くの合併症は細菌感染なので、医師は必要に応じて抗生物質を処方します。
併せて以下を心がけましょう。
- 十分な水分補給(尿が淡い色になるまで)
- 十分な休養
- 栄養バランスの取れた食事
予防策
インフルエンザワクチンが最も効果的な予防法です。ワクチンは注射と鼻スプレーの2種類があります。ワクチン接種により感染リスクが大幅に減少し、結果的に合併症も防げます。
万が一感染した場合は、症状が数日で改善しないときは再度受診し、追加の検査や治療を受けることが重要です。
