症状

脊髄髄膜炎に感染すると、インフルエンザと似た症状が現れます。初期症状として発熱、頭痛、発疹、吐き気や嘔吐、倦怠感があります。特に小児では、意識が朦朧とし目が合わせにくくなることがあります。新生児は過度に泣き、抱っこしてもなだめられない、授乳を拒む、頭部の柔らかい部分が膨らむ、体が硬直するなどの異常が見られます。

リスク

小児と高齢者は髄膜炎にかかりやすいです。特に細菌性髄膜炎は、15か月から25歳までの若年層で多く報告されています。寮や学校、病院など人が密集する環境では感染が拡大しやすく、免疫力が低下しているHIV/AIDS患者もリスクが高いです。妊娠中や動物取扱いの職業に就く人は、リステリア菌に感染しやすく、これが髄膜炎を引き起こすことがあります。

感染経路

髄膜炎は非常に感染力が強く、感染者と近距離で接触すると感染リスクが上がります。主に体液(鼻水、唾液、痰など)を介して広がりますが、偶然通り過ぎただけでは感染しにくいです。同居者や介護者のように長時間密接に接する環境では、感染確率が高まります。

合併症

治療が遅れると重篤な合併症が起こります。発作や永続的な脳障害、聴覚障害、視力障害、四肢の機能喪失、言語障害などが報告されています。小児が髄膜炎に罹患すると、学習障害や行動問題、麻痺などの後遺症が残ることがあります。高齢者も同様にショックや致死リスクが高いため、早期診断と治療が不可欠です。

治療

原因菌種に応じた治療が必要です。細菌性髄膜炎では抗生物質投与が基本となり、脳圧が上昇している場合は液体排出(ドレナージ)を行うことがあります。ウイルス性髄膜炎には抗生物質は効きません。安静と解熱鎮痛剤(例:アセトアミノフェン)で症状緩和を図ります。

予防・対策

小児はHibワクチンや髄膜炎球菌ワクチンで予防できます。外出先や公共の場所で手を洗う習慣は基本的な感染対策です。妊娠中は生肉や生魚を避け、十分に加熱した食品を摂取することでリステリア感染リスクを減らせます。