帯状疱疹(ヘルペス・ゾスター)の定義と対策

症状

帯状疱疹は体の片側に現れます。主な症状は、灼熱感・痛み・しびれ・チクチク感、赤い発疹、かゆみ、そして液体で満たされた水疱が破れかさぶたになることです。発熱、寒気、頭痛、倦怠感、全身のだるさを伴うこともあります。水疱は背中の中央から胸骨にかけて帯状に広がることが典型的です。

原因

水痘(子どもの頃の水ぼうそう)を経験した人は、同じウイルスである水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が神経節に潜伏し、免疫力が低下したときに再活性化して帯状疱疹を発症します。正確な再活性化のメカニズムは不明ですが、免疫低下が大きく関与しています。

診断

帯状疱疹は数週間で自然に治りますが、痛みや合併症を防ぐために早期の診断が重要です。医師は発疹の外観と症状を確認し、必要に応じて水疱の内容物を採取してウイルス検査を行います。

治療

発疹が出てから72時間以内に抗ウイルス薬(バラシクロビル、アシクロビル、ファムシクロビルなど)を使用すると回復が早まります。疼痛管理としては、麻薬系鎮痛薬、抗てんかん薬、三環系抗うつ薬、局所麻酔薬などが処方されます。

予防

帯状疱疹の予防にはワクチンが有効です。60歳以上の成人には「帯状疱疹ワクチン(Zostavax)」が推奨され、若年層でも水痘ワクチン(Varivax)により潜伏ウイルスのリスクを低減できます。水疱が破裂してかさぶたになるまでは感染力があるため、発疹がある人と接触する際は患部を覆うなどの配慮が必要です。

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