緊急用アイウォッシュの正しい実施とトレーニング方法
OSHA(米国労働省労働安全衛生局)のMSDS(化学物質安全データシート)では、目に粉塵や刺激物、化学薬品が入った場合、緊急用アイウォッシュ装置で十分に洗浄することが義務付けられています。
15分ルールを理解する
MSDSは化学薬品による目の損傷は最低でも15分間、流水で洗い流すことを求めています。フッ化水素酸などの強酸の場合は、さらに長時間の洗浄が必要です。洗浄は冷水ではなくぬるま湯で行い、まぶたを上げて目を開いたまま徹底的に流します。
OSHA基準の保護具
OSHAが推奨する化学飛沫防止ゴーグルを着用してください。フリン・サイエンティフィックによれば、ゴーグルは柔らかく伸縮性のあるフランジで目を密閉し、スイムゴーグルのように広めで厚みがあります。通気口は間接的で、液体が直接通らない設計が必要です。
ANSI規格の緊急用アイウォッシュとシャワー装置
ANSI(米国規格協会)は、ANSI Z358.1‑2004「緊急用アイウォッシュ・シャワー装置」規格で、設置、試験、性能、保守、トレーニングの最低基準を定めています。この規格に沿った装置は、化学薬品による目の緊急処置に適合します。
注意点
ゴーグルを装着していても飛沫は起こり得ます。トレーナーはエンジニアリング対策(安全装置)や管理的対策(社内方針・手順・監督)といった第一線の防御策を熟知し、従業員に正しく指導できるようにしてください。
以上のポイントを踏まえて、定期的な訓練と装置点検を行うことで、化学薬品による目の事故を最小限に抑えることができます。
