アキレス腱の理学療法とリハビリテーション
アキレス腱はかかととふくらはぎの筋肉をつなぐ、体内で最も太く最も強い腱です。つま先立ちや歩行、走行、ジョギングなどに不可欠ですが、負荷がかかりやすく、米国では年間23万件以上の損傷が報告されています。治療は「安静と固定」「理学療法」「リハビリテーション」「再発予防」の4つに分けられます。
安静と固定
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まずは腱を休ませ、炎症を抑えることが重要です。症状が重く腱が断裂している場合は、歩行ブーツやキャストで固定します。炎症が強いときは、15〜20分間の氷冷却を数回行い、痛みと腫れを軽減しましょう。
理学療法
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ストレッチや柔軟性エクササイズ、超音波温熱療法、経皮的電気刺激(TENS)、マッサージ、氷冷却、夜間ブレースの装着などが用いられます。ふくらはぎの筋肉を1日20分以上伸ばし、徐々に体重をかけて3セット×15回を目安に行いましょう。また、セラバンドを足に固定し、つま先を伸ばす抵抗運動を行うことで腱の強化が期待できます。
リハビリテーション
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理学療法士が個別に柔軟性と強度を高めるプログラムを作成します。断裂後は腱と脚の筋力・柔軟性を回復させる必要があり、ストレッチ・筋力トレーニング・全身コンディショニング・持久力トレーニング・協調性・敏捷性トレーニングなどを組み合わせて実施します。自宅やジムで継続できるメニューが推奨されます。
再発予防
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完全に防げるわけではありませんが、再発を防ぐための対策は重要です。正しいサイズとクッション性を備えた靴、アーチサポート、ヒールウェッジ(かかと高を低くするインソール)を使用して腱への伸張を減らします。運動後や日中に氷を当てることで炎症を抑え、損傷リスクを低減できます。イブプロフェンやモトリン、ナプロキセンなどの抗炎症薬は適量を守って使用しましょう。
