肺が虚脱したときの治療法は?
肺虚脱の治療法
肺が虚脱(つぶれる)する原因は様々です。治療はまずその原因に合わせて行う必要があります。肺虚脱には大きく分けて、気道の閉塞や胸腔内圧によって肺が部分的または完全に潰れる「無気肺(atelectasis)」と、肺の外部から空気が入り込むことで起こる「気胸(pneumothorax)」の2種類があります。
共通の治療目標
肺虚脱の治療の基本は、肺にかかっている液体や圧力を除去し、肺が再び膨らむようにすることです。液体が圧迫している場合は速やかに排除し、空気が圧迫している場合は胸腔からの排出路を確保します。
無気肺(Atelectasis)に対する治療
- 胸部叩打:粘液を緩め、排出しやすくします。
- 深呼吸訓練:肺を膨らませる効果があります。
- 気管支鏡検査(Bronchoscopy):気道の閉塞物を除去します。
- 体位療法:頭部を上げた姿勢で肺から粘液を排出させます。
気胸(Pneumothorax)に対する治療
軽度の気胸は自然に吸収されることがありますが、空気が肺を圧迫している場合は胸腔内の空気を排出する必要があります。
- 胸腔ドレーン(胸管)挿入:肋骨と肺の間にチューブを通し、空気を外部へ排出します。入院が必要で、ドレーンは数日間留置されることがあります。
