胆嚢摘出手術に伴う主な合併症と対処法

胆石や胆嚢炎などの胆嚢疾患がある患者には、胆嚢摘出術(胆嚢除去手術)が推奨されます。米国では年間約50万人がこの手術を受けるほど、最も一般的な外科手術の一つです。開腹手術と、数箇所の小さな切開で行う腹腔鏡手術の2つの方法がありますが、いずれの方法にも一定のリスクが伴います。

胆管損傷

  • 胆管が穿孔すると胆汁が体内に漏れ、感染や激しい痛みを引き起こすことがあります。軽度の損傷であれば自然治癒が期待できますが、重度の場合は胆管修復手術が必要になることがあります。

感染症

  • 手術部位や内部臓器の感染は、切開を伴う手術全般で起こり得ます。術前・術後に抗生物質が投与されますが、発赤、腫脹、熱感、出血などの症状が見られたら速やかに医師に相談してください。

出血・血管損傷

  • 手術中に細小血管が切断されると内部出血が起こります。多くは手術中に止血処置が施され、術後は自然に止まりますが、持続的な出血や血腫が疑われる場合は追加の処置が必要です。

腸管損傷

  • 胆嚢へアクセスする際に腸が誤って傷つくことがあります。腸穿孔は出血や胆汁漏れを伴い、強い腹痛や嘔吐が起きたら直ちに受診してください。

合併症の症状と受診の目安

  • 米国消化器外科学会によれば、開腹手術と腹腔鏡手術の合併症率に大きな差はありませんが、以下の症状が現れたら早急に医療機関を受診してください。

    • 高熱・寒気
    • 持続的な出血やドレナージ
    • 腹部の腫脹・激しい痛み
    • 嘔吐や食事が摂れない状態

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