創傷感染症の概要と対策
皮膚は体内への病原微生物侵入を防ぐ最も重要な防御壁です。擦り傷や刺し傷、やけど、切開などで皮膚が損傷すると、微生物が侵入しやすくなり、感染が起こります。創傷感染は早期に適切に対処することが重要です。
症状
- 心拍数の増加や発熱が見られることがあります。
- 患部が痛み、熱感があり、赤く腫れることがあります。
- 黄色や白色の膿や浸出液が創部から出ることがあります。
診断
- 血液検査や画像診断(CT、MRI)で全身状態を評価します。
- 創部からの培養検査により、原因菌を特定します。
治療
- 原因菌に応じた抗生物質の投与が必要です。
- 創部は十分に洗浄し、膿がたまっている場合は排出します。
- 重症例では外科的処置や入院治療が行われます。
リスク要因
- 免疫不全、がん、糖尿病、麻痺などで治癒力が低下している場合。
- 爪やガラス片などの異物が創部に残っている場合。
合併症
- 感染が周囲組織の壊死を引き起こすことがあります。
- 血流に乗って全身へ拡散し、敗血症やショックを招く恐れがあります。
