かかとの骨棘(かかと痛)を和らげる方法

かかとの骨棘(かかと痛)は、足底の腱膜(足底筋膜)が炎症を起こし、かかとの裏側に骨の過形成が生じる状態です。朝起きて最初の一歩を踏み出すときに強い痛みを感じることが多く、運動選手や肥満の方、妊娠中の女性、サポート力の低い靴を履く人に起こりやすいです。

薬物療法

  • NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)は炎症を抑え、痛みを軽減します。
  • ステロイド系外用薬(コルチゾン軟膏)は患部に塗布して痛みを和らげますが、長期使用は足底筋膜を弱める恐れがあります。
  • コルチゾン注射は一時的に痛みを緩和しますが、足底筋膜の破裂リスクがあるため推奨されません。

理学療法

  • 理学療法士の指導のもと、足底筋膜を伸ばすストレッチや足・足首の筋力強化エクササイズを行います。
  • 夜間に装着するスプリント(足底筋膜ストレッチ用装具)で、寝ている間に筋膜を伸ばし続けます。
  • インソールやアーチサポート付きの靴を使用し、かかとへの衝撃を分散させて負担を軽減します。

その他の治療法

  • 衝撃波療法は血流を促進し治癒を助けますが、皮下出血や腫れが起こりやすく、効果は限定的です。
  • 手術は足底筋膜をかかとから切離し、緊張を緩和する最終手段です。ただし、アーチの支持力が低下するリスクがあります。

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