手首の腱炎の治療法
固定
手首腱炎の治療第一歩は、炎症の原因となった動作を中止し、手首を固定することです。これにより二次的な損傷を防ぎ、腫れを抑える効果があります。手首スプリントや硬めのギプス、または親指まで巻くエラスティックテープを使用します。固定後は、寝ている間に枕などで手首を高く上げ、血液や体液の排出を促し圧力を軽減します。
氷冷却療法
氷は自然の抗炎症剤で、腫れを縮小し痛みを鈍らせます。氷嚢や冷凍野菜(例:冷凍エンドウ)をタオルで包み、患部に20〜30分程度、数時間ごとに当てます。初期の48〜72時間は特に頻繁に行い、凍傷防止のため直接肌に当てないよう注意してください。
薬物療法
イブプロフェンやナプロキセンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は痛みと炎症を和らげます。用法・用量を守り、症状が改善しない場合は医師に相談しましょう。重症例では、医師が強力な鎮痛剤やコルチゾン注射を処方し、回復を早めることがあります。
理学療法
専門の理学療法士による個別プログラムで、手首の筋力強化や動作パターンの改善が期待できます。特にアスリートや繰り返し手首を使う職業の方は、安全な動き方を学ぶことが重要です。痛みが残るまで激しい運動は避け、完全に回復するまで慎重に活動を制限してください。
予防と長期ケア
再発防止のために、活動前に手首の軽いストレッチ(屈伸やゆっくりとした回旋)を行いましょう。痛みが出たらすぐに中止し、無理に続けないことが大切です。手首が強くなったら徐々に可動域を広げ、仕事や趣味でのエルゴノミクスを意識して負担を減らす習慣を身につけましょう。
