打撲(打ち身)についての総合ガイド
概要
打撲とは、鈍い外力が皮膚に当たって筋肉や結合組織が押しつぶされ、血液が組織間にたまることで生じるあざ(内出血)のことです。血液が大量にたまると血腫(ヘマトーマ)となり、数日経っても減らない場合は医師が外科的に排出することがあります。
特徴
- 打撲した筋肉は弱く感じ、痛みや組織損傷により可動域が制限されることがあります。完全に回復し、可動域が戻るまで通常の活動は控えるべきです。
対処法
- 軽度の打撲はRICE(安静・氷冷・圧迫・挙上)で治療します。患部を布で包んだ氷を20分程度当て、軽く包帯で圧迫し、心臓より高い位置に上げると腫れが軽減します。必要に応じてスリングや松葉杖で保護します。
リハビリテーション
- 腫れと痛みが治まったら、軽いストレッチで可動域を回復させ、徐々に負荷を増やして筋力を強化します。
合併症と注意点
- 重度の打撲では筋肉内部に大量出血や腫れが起こり、血流が遮断されることでコンパートメント症候群になることがあります。この場合は速やかな手術が必要です。
重要性
- 腹部は筋肉が少なく骨もないため、打撲が臓器損傷につながりやすいです。全身の重度打撲は医師の診察が必要で、MRI・超音波・CTで神経損傷を確認することがあります。
脳打撲(頭部外傷)
- 頭部が衝撃を受けると脳が頭蓋骨内でぶつかり、軽度出血が脳内にあざ(脳打撲)を形成し、腫れを伴うことがあります。抗凝固薬を服用中の人は少ない外傷でも重篤な出血リスクがあります。症状は眠気、記憶障害、めまい、嘔吐、片側の急な脱力、瞳孔拡大などです。
