胸骨(胸骨)骨折の見分け方と診断手順
はじめに
胸骨(胸骨)骨折は、胸部への強い衝撃で起こります。フットボールなどの接触スポーツや、自動車事故でエアバッグが作動しなかった場合、ハンドルやシートベルトが胸に強く当たることでも発生します。稀に、救急処置中に起こることもあります。胸部に強い痛みを感じたら、骨折か打撲・筋肉の損傷かを見極める必要があります。本稿では胸骨骨折の識別方法と診断手順を解説します。
必要なもの
- 救急車での搬送(必要に応じて)
- 医師の診察予約
- 胸部X線撮影(レントゲン)
- CTスキャン(コンピュータ断層撮影)
- MRI(磁気共鳴画像)
診断手順
- 救急搬送または自家用車で病院へ:胸部に強い痛みがある場合は、まず安全に搬送できるよう救急車を呼びましょう。
- 医師による初診とレントゲン撮影:到着後、医師が胸部を視診・触診し、まず標準的な胸部X線を撮ります。
- 胸骨単独の撮影(sternal view):通常のX線で骨折が確認できない場合、胸骨をより詳しく映す「sternal view」を追加で撮影します。
- 画像で骨折が認められない場合:X線で骨折が見つからなければ、医師は経過観察を指示し、数日後に再診を勧めます。
- 持続的な痛みがある場合はCTスキャン:再診時に痛みが続く場合、CTスキャンで胸部の断層画像を取得します。ただし、骨折線がスキャン間隔に入り込むと見逃すことがあります。
- CTでも不明な場合はMRI:MRIは任意の平面で高解像度画像を提供し、X線やCTで捉えにくい骨折を検出できることがあります。
- 画像診断が不明確なときは症状で判断:胸部の動作で痛みが増す、胸骨上に紫斑や極度の圧痛がある場合は、骨折の可能性が高いと判断します。
- 治療と経過観察:検査で骨折が確認できなくても痛みが続く場合は、骨折と同様に安静・鎮痛を行い、症状が改善するまで注意深く経過観察します。
