脊髄損傷の応急処置と治療ガイド
脊髄損傷は、適切な応急処置がその後の回復に大きく影響します。ここでは、非医療従事者が現場でできる基本的な対処法をわかりやすく解説します。
応急処置の手順
ステップ1:動かさない
脊髄損傷が疑われる場合、まず絶対に患者さんを動かさないことが最重要です。専門の救助隊が来るまで、首と背骨をまっすぐに保つようにしてください。
ステップ2:症状の確認
以下の症状があるか確認します。
- 意識レベルの変化
- 首や背中の激しい痛み
- 頭や首を動かせない
- 背中や頭部への強い衝撃の既往
- 四肢の脱力、しびれ、麻痺
- 排尿・排便のコントロールができない
- 背中がねじれた姿勢や異常な位置にある
これらは脊髄損傷の可能性が高いサインです。
ステップ3:救急車を呼ぶ
すぐに 911(日本では 119)に連絡し、状況を伝えて救急隊の到着を待ちます。
ステップ4:固定する
手元にある毛布、タオル、コートなどを使い、頭部と首を固定します。意識がある場合は「救助が来るまで動かさないでください」と伝えましょう。
ステップ5:経過観察とケア
救急隊が来るまで、患者さんを温かく保ち、安心させます。嘔吐がある場合は体全体を横向きにさせ、窒息を防ぎます。呼吸が止まったら、頭部を後ろに倒さずに胸部圧迫(CPR)を行います。落ち着いた対応が混乱を防ぎます。
