口内潰瘍(口内炎)の痛みを和らげる治療法

薬物療法

  • 市販の局所麻酔剤(オラジェルやアンベソル)を患部に塗布すると、一時的に痛みが緩和します。重症で広範囲の潰瘍の場合は、医師がステロイド系薬剤を処方し、炎症と痛みを抑えることがあります。また、テトラサイクリンをうがい薬として使用することもありますが、口腔カンジダ症(口内の真菌感染)を引き起こすリスクがあるため注意が必要です。さらに、胃酸抑制薬のシメチジン(商品名:タグメット)は、頑固な口内炎の治療に有効とされています。

家庭療法

  • 自宅で作れる「ミルク・オブ・マグネシア」+「ベナドリル」液(等量)を混ぜ、ティースプーン1杯分を口に含んで1分間うがいし、吐き出します。これを4〜6時間ごとに繰り返すと、痛みが和らぎます。また、ミルク・オブ・マグネシアを直接患部に塗布すると、治癒が促進されます。

使用上の注意

  • 薬剤を患部に塗布する際は綿棒を使い、塗布後少なくとも30分は食事を控えて薬が浸透する時間を確保してください。

予防策

  • 一度口内炎ができると再発しやすくなります。再発リスクを減らすために、以下のような刺激物を避けましょう:プレッツェル、チップス、オレンジ、パイナップル、唐辛子など。個人差はありますが、バランスの取れた食事で鉄・亜鉛・葉酸などの栄養素を十分に摂取することも重要です。歯磨き粉に含まれる界面活性剤SLS(ラウリル硫酸ナトリウム)は口腔を刺激し、口内炎を誘発しやすくなるため、SLSフリーの製品を選ぶと良いでしょう。

警告・受診の目安

  • 潰瘍が1cm以上に拡大した場合、3週間以上治らない、1年に3回以上繰り返す、または高熱や食事困難を伴う場合は、速やかに医師の診察を受けてください。

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