義歯治療の全5種類と選び方

義歯は顔の筋肉を支え、発音や咀嚼を助ける重要な装置です。自分に合った義歯治療を選ぶことで、快適な日常生活が送れます。本記事では、代表的な5つの義歯治療法とそれぞれの特徴・注意点をわかりやすく解説します。

全義歯(Complete Denture)

全義歯は上顎・下顎のすべての歯を抜いた後に、アクリル樹脂で作られたカスタムフィットの義歯を装着する治療です。抜歯と同時に義歯を作製する「即時全義歯」もあり、手術当日に仮の義歯を装着できます。ただし、顎骨や歯肉は時間とともに変化するため、1年程度経過したら再調整が必要です。

部分義歯(Partial Denture)

部分義歯は欠損した歯だけを補う治療で、残存歯に金属と樹脂のフレームで固定します。クラウンやクラスプ(爪)で既存の歯に掛け合わせ、自然な歯列と調和させる点が特徴です。取り外しはできませんが、固定式なので安定感があります。

固定式ブリッジ(Fixed Partial Denture)

ブリッジは欠損部を橋渡しする形で、抜歯した歯根の空間にプラグ(インプラントや支柱)を埋め込み、上にポーセリンや金属のクラウンを装着します。時間をかけて顎骨がプラグに結合し、頑丈な土台が形成されます。永久的な修復が可能ですが、周囲の歯を削る必要があります。

フリッパー義歯(Flipper Denture)

フリッパーは取り外し可能な部分義歯で、透明なアクリル樹脂製です。主に永久的な部分義歯が作製されるまでの暫定的な補綴として使用されます。軽量で装着が簡単ですが、耐久性は限定的です。

ネスビット義歯(Nesbit Denture)

ネスビットは単一の欠損歯を置換するための装置で、柔軟な透明プラスチックと硬質の人工歯が一体化しています。当初は仮の補綴として開発されましたが、現在は永久的に使用するケースも増えています。ただし、装置が柔らかいため誤飲のリスクがある点に注意が必要です。

それぞれの治療法にはメリットとデメリットがあります。歯科医師と相談し、口腔内の状態や生活スタイルに最適な義歯を選びましょう。

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