歯の結合(デンタルボンディング)とは?
デンタルボンディング(コンポジットボンディング)は、歯の色に合わせた樹脂材料を歯表面に貼り付け、審美的・機能的な欠損を修復する治療です。
適応症例
- 虫歯や欠損部分の修復、欠けた歯やひび割れた歯の補修、歯肉退縮で露出した根面の保護
- 変色した歯の色調改善、歯間の隙間埋め、歯を長く見せる、形状変更、アマルガム充填の代替
- 軽度の不正咬合に対し、見た目を整えて笑顔をスッキリさせる効果
治療手順
- 特別な前処置はほとんど不要。麻酔は虫歯の充填が伴う場合を除き不要です。
- 患者の歯色に最も近いコンポジット樹脂を選択し、歯表面を軽く粗面化して接着剤(エッチング液)を塗布します。
- 樹脂を塗布し、形を整えてから高出力の光(レーザーまたは紫外線)で硬化させます。
- 硬化後にさらに形を整え、研磨して周囲の歯と自然に馴染むよう仕上げます。全工程は30〜60分程度です。
メリット
- セラミックベニアやクラウン、ブリッジに比べて費用が抑えられ、1本あたり約3,000〜6,000円程度です。
- 1回の来院で完了し、歯のエナメルを削る量も最小限です。
- 樹脂は歯と同様に膨張・収縮するため、割れや歯の脱落リスクが低減されます。
デメリット・限界
- 着色にはある程度抵抗がありますが、クラウンほどの耐色性はありません。
- 強度はベニアやクラウンに劣り、衝撃でチップが欠けやすいです。
- そのため、軽微な審美修正や一時的な欠損補修に適しています。
治療後のケア
- 特別なメンテナンスは不要です。通常の口腔ケア(1日2回のブラッシング、1日1回のフロス、定期的な検診・クリーニング)を続けてください。
- 爪で噛む、氷をかむ、歯を開ける道具として使用するなどの行為は、樹脂の欠けを防ぐために避けましょう。
