歯科インプラントの欠点
歯科インプラントは、金属製のスクリューで顎の骨に固定する人工歯です。自然な見た目と噛み心地を提供し、義歯と違い外れにくいという利点がありますが、費用や治療期間、適応条件など、いくつかのデメリットも存在します。
高額な費用
インプラントは義歯やブリッジに比べて非常に高価です。歯茎や顎骨の状態、既往症、対象となる歯の本数により、数十万円から数百万円になることがあります。多くの保険会社はインプラント費用をカバーしないため、費用負担が大きなハードルとなります。
長期間の治療プロセス
インプラントは複数回の手術と多数の通院が必要です。まず歯茎を切開し、顎骨に穴を開けてインプラント体を埋め込みます。その後、インプラントが骨と結合(オッセオインテグレーション)するまで、下顎で約4か月、上顎で約6か月の待機期間が必要です。結合が確認できたら、再度歯茎を開いて人工歯を装着します。全工程は最短でも半年、場合によっては1年近くかかります。
すべての人に適さない
インプラントは十分な骨量が前提です。骨が不足している場合は骨移植などの追加手術が必要です。また、成長期の子どもや若年者は骨がまだ発達途中のため適応外です。喫煙者はインプラントの失敗リスクが高まるため、施術が制限されることがあります。
失敗リスク
成功率は高いものの、稀にインプラントが骨と結合しない「不定着」や感染が起こります。上顎にインプラントを装着した場合、上顎洞(副鼻腔)に影響を及ぼすことがあります。定期的なメンテナンスと適切な口腔ケアが不可欠で、過度な力を加えるとトラブルの原因となります。
